ワイヤレスイヤホンで採用が増えているノイズキャンセリングについて、いくつか種類が存在しているので、簡単にまとめました。
cVcノイズキャンセリング
通話用のノイズキャンセリングで、マイクからの入力のノイズを除去しすることで、クリアな音声を相手に届けます。
クリアに聞こえるのは相手だけで、イヤホン利用者に聞こえるノイズを打ち消すノイズキャンセリングではないので、注意しましょう。
パッシブノイズキャンセリング
遮音性を高めることで、物理的に外からの音を届きにくくする方法です。
イヤーピースなどを工夫して、隙間ができないような形状にしたり、音を吸収しやすい材質を利用することで、音を遮断します。
アクティブノイズキャンセリング
先ほどのパッシブとは異なり、機械が処理をして、騒音を打ち消す方法です。
最近強みとしてよく打ち出されているのがこの方式ですね。
アクティブノイズキャンセリングには、いくつか方式があり、
フィードフォワード、フィードバック、ハイブリットなどが存在します。
フィードフォワード方式
外部からの音を取り込みノイズを打ち消す方式で、安価なワイヤレスイヤホンで対応しているノイズキャンセリングでよく利用されています。
周りの音が消えるというよりは、ノイズが低減される程度の軽めのノイズキャンセリングがかかります。
フィードバック方式
内部(耳側)からの音を取り込みノイズを打ち消す方法です。
この方式単体を利用されることはあまりないかと思います。
ハイブリット方式
フィードフォワードと、フィードバック両方を組み合わせた方法です。
フィードフォワードで外からのノイズを低減し、残ったノイズも、内からの音を取り込み打ち消します。
周りの音が消えるようなノイズキャンセリングはこのタイプがよく利用されています。
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