最近発売・発売予定のイヤホンで、ノズルが交換できるタイプのものが複数出てきたので、
珍しいタイプのものがバチバチとしのぎを削る形になりそうなので、3つほどピックアップしました。
DUNU Falcon Pro、Moondrop Kato、Fiio FD3 Proこの3つのスペックを見比べていきたいと思います。
スペック比較
FD3 / FD3 Pro | Falcon Pro | Kato | |
ドライバ | 12mmダイナミックドライバー | 10mm ECLIPSEドライバー | 10mm ULTダイナミックドライバー |
振動板 | DLC | DLC | DLC |
音道管 | 2種 | 3種 | 2種 |
ハウジング材質 | Aluminum-Magnesium Alloy | Stainless Steel | MIM stainless steel |
付属ケーブル | MMCX 着脱式4本組高純度単結晶無酸素銅ケーブル L型3.5mmプラグ / MMCX 着脱式8本組銀メッキ高純度単結晶無酸素銅ケーブル 2.5mm/3.5mm/4.4mm交換式プラグ | MMCX 高純度6N銀メッキOCC銅ケーブル(QLITEモジュラーケーブル) 2.5mm/3.5mm/4.4mm交換式プラグ | 2pin 4芯高純度銅厚銀メッキケーブル 3.5mmプラグ |
イヤーピース | 3種類 x 3サイズ | 4種類 x 3サイズ | 1種類 x 3サイズ |
インピーダンス | 32Ω | 26 Ω | 32Ω±15% |
音圧感度 | 111 dB/mW | 112 ± 1 dB | 123dB/Nrms |
重さ | 7.0g(片側・本体のみ) | 18.9g ? | 22.7g ? |
価格 | ¥13200/¥18700 | ¥27340 | $189 |
Fiio FD3 / FD3 Pro
12mmとドライバが大きいので迫力のあるサウンドが期待できそうですね。
音道管ですが、2種類あり、高域重視とバランス重視のものとなるようです。
ハウジウングはアルミ・マグネシウム合金ですので他2機種に比べると、少し軽そうですね
密閉型ではなく、セミオープンタイプのようですので、音の抜けや、低音の鳴りは良い可能性がありますね。
その分、音漏れはしやすい機構ですので、遮音性を重視する人には向かなさそうですね。
イヤーピースは、3種類ついており、好みの音に合わせてイヤピースを変えて遊べそうですね。
FD3 Proとの違いはケーブルのみですので、買うのであればケーブル付きのFD3Proが良いですね
交換式プラグですのでケーブルを繋ぎかえることなく、プラグを切り替えることができますし、変換コネクタを使うとどうしても出っ張りが出てしまいますので、その点が心配なくなるのは良いですね。
値段は一番安くなり、Falcon Proと比べて1万円程度安くなりFD3 Proで1万8700円あたりからになります。
Dunu Falcon Pro
ドライバは10mmのダイナミックドライバですが、特許技術のECLIPSE ドライバーですので音質の期待ができそうですね。
音道管は3つも付いており、リファレンス、トランスペアレンシー(高域持ち上げ)、アトモスフェリックイマージョン(中域持ち上げ)の3種類となります。
共振を抑制する筐体デザインとして、ノズル部分以外にも内側に空気穴が空いているようなので、音質の向上はありそうです。空気穴があることによって音漏れなどどうなっているのか少し気になりますね。
ハウジングは、ステンレススチールですので、アルミに比べると少し重くなりますが、余分な振動を抑えることができますので、高周波歪みを低減して、音質の向上に一役買っています。
イヤーピースはFD3を超えて、なんと4種類もついているようです。
ノズル3種類と、イヤーピース4種類でかなり音の調整ができそうに思えますね。
ケーブルもプラグを交換できるタイプですのでアンバランスもバランスも、ケーブル買ったり、交換する必要はなさそうです。
色々と盛り盛りの機種ですが、値段の方は一番高くなり2万7000円はしてしまいますね。
MOONDROP KATO
こちらの機種は同社の別機種KXXSのアップグレードを目指して作られているもののようですね。
ドライバは10mmのダイナミックドライバですが、新開発のULTダイナミックドライバーというのを使ってようですね。
振動板のDLCはベリリウムを超える総合音響性能を備えるものになっているという触れ込みですので、ベリリウムを超える音が鳴るのであればいい音を鳴らせそうですね。
音道管ですが、材質の違いで2種類あり、スチールと、真鍮のものが付属し、
材質での音の違いが楽しめるようです。
ハウジングは、ステンレススチールですので、アルミに比べると少し重くなりますが、余分な振動を抑えることができますので、高周波歪みを低減して、音質の向上に一役買っています。
イヤーピースは1種類と他2機種と比べると少なく感じますが、普通はこんなもんですよね。
付属のイヤーピースは共振の抑制や、特殊素材でフィットして、音漏れを防ぐとありますので、
高域の音質向上と、低域の持ち上げの効果と、遮音性の向上の効果がありそうですね。
ケーブルは、3.5mmのアンバランス銀メッキケーブルとなりますので、他2機種と比べると物足りなく感じますね。
値段は日本ではまだ未発売となりますので、海外で$189での販売となります。
日本円に直すと価格的には、FD3 ProとFalcon Proの中間で2万2000円ほどになりますね。
まとめ
どれも良くて迷ってしまうのですが、
できるだけ安く手軽にノズル交換を試したいのであれば、FD3
安くケーブルの交換も試してみたいのであれば、FD3 PRO
高くても色々試してみたいのであればFalcon Pro
材質の違いを体験してみたいのであればKATO
KXXSのアップグレード版ということで、KXXSの音が好きだった人なども、KATOに買い換えるのも良いかもしれません。
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